3月の上旬に千葉県佐倉市にあるDIC川村記念美術館へ行ってきました。
今年3月末に閉館されるので、最初で最後の訪問です。
何年も前からずっと行きたいと思いながら、閉館ギリギリのタイミングになってしまいました。
評判通りの広大な庭園の中に、作品の為に設計された部屋を持つ特別な美術館です。

主にアメリカ近代の作品を多く所有されています。
冷たい小雨が降る寒い日でアクセスの悪さもあり、半分憂鬱な気持ちで行ったのですが、
あまりの素晴らしさに全部吹き飛んでしまいました。

中は完全に撮影禁止でした。
「しっかりと作品に向き合い、自分の中で変化するものをしっかりと感じ取って欲しい」という観点からの方針だということでした。
1巡では消化し切れず、2巡しました。
ロスコルームが一番好きでした。
照明を暗く落とし、壁に浮かび上がる7枚の赤いロスコ。
「来て良かったな」とつくづく思いました。
美術館から出てくると、カワイイ鳥が!

「シナガチョウ」というそうです。
かなり人懐っこく、3羽仲良く愛嬌たっぷりでした。
午後は東京都現代美術館の坂本龍一さんの個展「音を視る 時を聴く」へ。

こちらは2000年代以降の坂本さんのサウンドインスタレーションをまとめた展示でした。
配信では何度か観たことはあるのですが、実際に巨大スクリーンに映し出される映像と坂本さんのサウンドを体感するのとでは全く違うものに感じました。

他にも霧や水を映像と音に合わせたもの等、音と時間をテーマにした実験的な作品が沢山ありました。
最後の展示は生前の坂本さんの映像と自動ピアノを重ね、そこに生きているかの様な演出でした。

美しい旋律と坂本さん独特の和声。
大人も子供も誰もが聴き入って、一つになっている様な空間でした。
日常から離れ、濃密な時間を過ごせたことで、心が満たされる良い旅になりました。

