最近、ずっと繰り返し聴いている2枚のCD。
第18回ショパンコンクール優勝者「ブルース・シャオユー・リウさん」のライブです。
1枚目はコンクールが終わって直ぐ、11月に発売された、グラモフォンレーベルより優勝者のみリリースが許される優勝者ライブ。
そして2枚目はコンクールを主催する、ポーランド国立ショパン研究所の自主レーベルよりリリースされたコンクールライブです。
ソーイングの時も、家事をする時も、何度聴いたか分からない程、とにかくずっと聴いています。
昨年のショパンコンクールは日本からの出場者も多く、反田恭平さんと小林愛美さんが入賞された事でとても話題になりました。
コンクール中、私もYouTubeでの4K配信があったお陰で、自宅に居ながら22日間楽しく聴くことができました。
コロナ禍で開催が一年遅れたので、極めてレベルが高かったようです。
そして、その頂点を勝ち取ったのはブルース・リウさん。
粒立ちがよく、完璧なテクニック。
エネルギッシュなのに打ちつけるような事はなく、超絶技巧も易々と安定してさらりと弾いてしまう。
足でリズムを取ったり、まるでダンスをしているようにリズミックで奔放。
今まで色々な方のショパンを聴いてきましたが、リウさんの演奏は新しい時代を感じるショパン。
心を解き放ち、元気になれる。
ずっとこのまま聴いていたいと思う演奏です。