nounours booksの「私のパートナー」
今回はsaquiの岸山沙代子さん。
私が岸山さんに初めて会ったのは、15年くらい前のこと。
恵比寿の駅前の喫茶店「ルノワール」でした。
フォトグラファーの大段まちこさんと、「いい本を作ろう!」と
いつも二人で夢を見ていた頃のこと。
「いい編集者が見つかった。しかもCHECK&STRIPEのファンだって!」と
大段まちこさんが、出会いのきっかけを作ってくれたのでした。
岸山さんは当時26歳・・
その出会いから半年後には、ロンドンの古い一軒家のスタジオや郊外で撮影をしていました。
今思えば、26歳の若さで・・カメラマンさんやスタイリストさんを束ねる責任重大の仕事。
きっとプレッシャーで潰されそうだったろうけれど、頑張ってやり遂げました。
(途中一度だけ、ホテルの部屋から実家のお母さんに電話して、泣いてしまったと後から聞きました。
でも私たちの前では涙を見せることはなかったです。)
集英社LEE編集部に移ってからも、一緒に「布屋のてづくり案内」
「みんなのてづくり」と2冊の本作りをしました。
パリに留学したいと打ち明けられた時は、私は心配で、反対してしまったけれど・・
パリに移ってからも、勉強しながら、「てづくりでボンボヤージュ」の編集もしてくれました。
そして、パリのパターンの学校も首席で卒業。
帰国してからは「北欧てづくり散歩」でもお世話になりました。
そして、いつの間にかsaquiというブランドを立ち上げられました。
今回のnounours booksの撮影は12月。
最近お引っ越しされたばかりのアトリエにお邪魔しました。
なんだか、「泣き虫の姪っ子がいつの間にかこんなに立派に・・」と
叔母の気分で、誇らしく取材に同席している私でした。
saquiの展示会では岸山さんと直に話ができるので、
CHECK&STRIPEのお客様も、岸山さんと、いろいろパターンの話や縫製の話を
するのが楽しいようです。
また神戸で展示会をされる時は、ぜひ岸山さんに会いにきてください。
(撮影のひとこま)
この日、大段まちこさんと岸山さんは15年ぶりの再会でした。