close
CATEGORY

issue


わたしのパートナー 岸山さん

2021-01-22 22:03

nounours booksの「私のパートナー」

今回はsaquiの岸山沙代子さん

 

私が岸山さんに初めて会ったのは、15年くらい前のこと。

恵比寿の駅前の喫茶店「ルノワール」でした。

フォトグラファーの大段まちこさんと、「いい本を作ろう!」と

いつも二人で夢を見ていた頃のこと。

「いい編集者が見つかった。しかもCHECK&STRIPEのファンだって!」と

大段まちこさんが、出会いのきっかけを作ってくれたのでした。

 

岸山さんは当時26歳・・

その出会いから半年後には、ロンドンの古い一軒家のスタジオや郊外で撮影をしていました。

 

今思えば、26歳の若さで・・カメラマンさんやスタイリストさんを束ねる責任重大の仕事。

きっとプレッシャーで潰されそうだったろうけれど、頑張ってやり遂げました。

(途中一度だけ、ホテルの部屋から実家のお母さんに電話して、泣いてしまったと後から聞きました。

でも私たちの前では涙を見せることはなかったです。)

 

集英社LEE編集部に移ってからも、一緒に「布屋のてづくり案内」

「みんなのてづくり」と2冊の本作りをしました。

パリに留学したいと打ち明けられた時は、私は心配で、反対してしまったけれど・・

パリに移ってからも、勉強しながら、「てづくりでボンボヤージュ」の編集もしてくれました。

そして、パリのパターンの学校も首席で卒業。

帰国してからは「北欧てづくり散歩」でもお世話になりました。

そして、いつの間にかsaquiというブランドを立ち上げられました。

 

今回のnounours booksの撮影は12月。

最近お引っ越しされたばかりのアトリエにお邪魔しました。

なんだか、「泣き虫の姪っ子がいつの間にかこんなに立派に・・」と

叔母の気分で、誇らしく取材に同席している私でした。

 

saquiの展示会では岸山さんと直に話ができるので、

CHECK&STRIPEのお客様も、岸山さんと、いろいろパターンの話や縫製の話を

するのが楽しいようです。

また神戸で展示会をされる時は、ぜひ岸山さんに会いにきてください。

 

(撮影のひとこま)

この日、大段まちこさんと岸山さんは15年ぶりの再会でした。