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ピアノリサイタル
fabric&things(芦屋)スタッフ ラルゴ

2022-09-14 19:45

先日、兵庫県立芸術文化センターで行われた「ダン・タイソン ピアノリサイタル」へ出かけました。

 

 

ダン・タイソンさんと言えば、近年では次代のピアニストの育成や国際コンクールの審査員等でご活躍されています。

多くの国際コンクールでたくさんの優勝者、入賞者を輩出されています。

 

ご自身も、1980年にショパン国際ピアノコンクールで優勝され、ポロネーズ賞、マズルカ賞、コンチェルト賞も併せて受賞するなど、「ショパン弾き」といわれているピアニストのお一人です。

本当は1/30の開催予定がコロナで延期になり、9月へ振替となりました。

ずっと心待ちにしていたのでワクワク感も倍増、プログラムもバッチリ予習して出かけました。

 

 

最初のバッハは、穏やかで澄んだ研ぎ澄まされた音、

席も前から5列目のステージ向かって左でしたので手元もバッチリ見られました。

ピアノを習った人なら必ず弾くモーツァルト のソナタ11番、

そしてベートーヴェン ソナタ30番と続き、休憩タイム。

 

軽やかで滑らかなタッチ、奇抜な表現などは一切されないのに、心にズンと残る余韻にウットリ。

後半は、お待ちかねのショパンプログラム。

大好きな「4つのマズルカ op24」は哀しくてとても美しい響き。

ショパンらしいポーランド的で、深く心に染み入る演奏でした。

穏やかで落ち着いた印象が「エコセーズ」と「タランテラ」で一変。

軽やかで絶え間ない高い技巧の連続で、とてもエキサイティングな演奏。

ため息がチラホラ聞こえてきます。

素晴らしい演奏に聴衆もなかなか席を離れず・・・。

アンコールはドビュッシーの前奏曲よりコミカルな2曲。

ダン氏が自ら日本語で「ドビュッシーのパックの踊りを弾きます!」

「ラヴィーヌ将軍を弾きます!」と大きな声で言ってくださいました。

何度もカーテンコールに答えて下さり、最後は「参ったなぁ」という雰囲気で手を胸に当て何度もお辞儀をされていました。

 

久しぶりにとても楽しいひとときでした。

兵庫県立芸術文化ホールは響きも座り心地もとても良く、アクセスもとても良いので、また近いうちにぜひ行きたいなと思います。

 

 

おまけ

 

秋の準備も少しずつ。

『CHECK&STRIPE my favorite 私の好きな服』(主婦と生活社)より「スタンダードチノ」を、C&Sボーイフレンドチノクロス ネイビーで作りました。

 

両玉縁ポケットや比翼あきなど、凝った作りなので時間はかかりましたが、ベーシックな形がとても気に入りました。

丈を10cm伸ばしたので、ロールアップして履きたいです。

先月のリバティプリントのセールで見つけたカットクロスはハンカチにして、

活躍中です。