先日、兵庫県立芸術文化センターで行われた「ダン・タイソン ピアノリサイタル」へ出かけました。
ダン・タイソンさんと言えば、近年では次代のピアニストの育成や国際コンクールの審査員等でご活躍されています。
多くの国際コンクールでたくさんの優勝者、入賞者を輩出されています。
ご自身も、1980年にショパン国際ピアノコンクールで優勝され、ポロネーズ賞、マズルカ賞、コンチェルト賞も併せて受賞するなど、「ショパン弾き」といわれているピアニストのお一人です。
本当は1/30の開催予定がコロナで延期になり、9月へ振替となりました。
ずっと心待ちにしていたのでワクワク感も倍増、プログラムもバッチリ予習して出かけました。
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最初のバッハは、穏やかで澄んだ研ぎ澄まされた音、
席も前から5列目のステージ向かって左でしたので手元もバッチリ見られました。
ピアノを習った人なら必ず弾くモーツァルト のソナタ11番、
そしてベートーヴェン ソナタ30番と続き、休憩タイム。
軽やかで滑らかなタッチ、奇抜な表現などは一切されないのに、心にズンと残る余韻にウットリ。
後半は、お待ちかねのショパンプログラム。
大好きな「4つのマズルカ op24」は哀しくてとても美しい響き。
ショパンらしいポーランド的で、深く心に染み入る演奏でした。
穏やかで落ち着いた印象が「エコセーズ」と「タランテラ」で一変。
軽やかで絶え間ない高い技巧の連続で、とてもエキサイティングな演奏。
ため息がチラホラ聞こえてきます。
素晴らしい演奏に聴衆もなかなか席を離れず・・・。
アンコールはドビュッシーの前奏曲よりコミカルな2曲。
ダン氏が自ら日本語で「ドビュッシーのパックの踊りを弾きます!」
「ラヴィーヌ将軍を弾きます!」と大きな声で言ってくださいました。
何度もカーテンコールに答えて下さり、最後は「参ったなぁ」という雰囲気で手を胸に当て何度もお辞儀をされていました。
久しぶりにとても楽しいひとときでした。
兵庫県立芸術文化ホールは響きも座り心地もとても良く、アクセスもとても良いので、また近いうちにぜひ行きたいなと思います。
おまけ
秋の準備も少しずつ。
『CHECK&STRIPE my favorite 私の好きな服』(主婦と生活社)より「スタンダードチノ」を、C&Sボーイフレンドチノクロス ネイビーで作りました。
両玉縁ポケットや比翼あきなど、凝った作りなので時間はかかりましたが、ベーシックな形がとても気に入りました。
丈を10cm伸ばしたので、ロールアップして履きたいです。
先月のリバティプリントのセールで見つけたカットクロスはハンカチにして、
活躍中です。