こんにちは。菓子研究家の福田里香です。
「bbb haus」のレモンサブレの取材で、nounours booksのスタッフと糸島で合流しました。
ここからは、福岡生まれのわたしが記録係を務めますね。
まずは、糸島のゲストハウス「bbb haus」をゆっくり探訪しましょう。
「bbb haus」を象徴するシンプルで美しい海と空と岩礁のマーク。
アートディレクターの葛西薫さんが手がけたデザインです。
モチーフになったのは芥屋の大門(ケヤノオオト)。
糸島半島の北西にある大門岬にある景勝地で、国の天然記念物に指定されているそう。
散歩コースにぴったりです。
201号室
ストリング(壁付けユニット)/ルイスポールセン(照明)
101号室
アルネ・ヤコブセン(チェア)/ルイスポールセン(照明)
あるもの
静かな部屋
おいしい料理と朝ご飯
自然と海
波の音 風の音 鳥の声
草木の香り
ハンモック 昆虫たち
心地よい時間
ないもの
テレビ
パジャマ
プール
モーニングコール
過度なおもてなし
(bbb hausの栞より)
bbb haus http://www.bbbhaus.com/
101号室
ジャン・プルーヴェ(デスク)/アルネ・ヤコブセン(チェア)/ルイスポールセン(照明)
102号室
ジョージ・ネルソン(デスク)/チャールズ&レイ・イームズ(チェア、ウォールハンガー)
5室ある部屋は、全室オーシャンビューです。
北欧デザインやミッドセンチュリーモダンなど、1部屋ごとに違ったインテリア……
あなたはどの部屋が好きですか?
3人で泊まったので、各自の部屋を見て回るだけで愉しい。
1階の2室はウッドデッキ付き。バスタブの蛇口には、香りのよいユーカリの小枝が掛けてありました。
九州の日の入りは、東日本に比べてだいたい1時間くらい遅い。
福岡に帰省するたびに、いつまでも明るくて、なんだか得した気分になります。
泊まった日の夕食のメインは、地元のさまざまな野菜を散りばめた福岡県産 鹿肉のロースト。
人参ピュレとソースポワブラードでいただきます。
自家製パンもじんわりおいしい。
長期滞在者に便利な秘密の小部屋を見つけました。
宿泊客はいつでも使っていいそうですよ。
キッチンコーナーはどこか、北欧を感じるシンプルさが清々しい。
思わず籠って料理したくなっちゃいました。
反対側の壁際には、小さな洗濯機とストライプ柄のアイロン台。
朝食もすごくおいしかったので、メニューを紹介。
席には、おはようカード。good morning!
半熟卵がとろりとふわわん、絶妙な仕上がり。
自家製ブリオッシュにつけていただきます。
エッグコッドラー(卵調理器)は、バウハウスのデザイナー、ウィルヘルム・ワーゲンフェルドが1933年にデザインした名品です。
糸島の季節野菜をたっぷり。
すんなり優しい味のヨーグルト。
スロージューサーで絞った柑橘ジュース。
朝食後、海に別れを告げるために海岸線を散歩しました。
bbb hausの脇にある小径のことを、ぜひスタッフに聞いてみて。
海辺の植物が生い茂る緑の通路を抜けると、そこは海岸でした。
眼前に広がるのは海と砂浜、それから潮風。
さあ、出発。
次は料理家の広沢京子さんのお宅に寄り道します。