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ジョバンニのキッチンクロス

2020-05-19 10:15

 

料理家の渡辺康啓さん

神戸のモリスさんで、お料理会をされた時、

我が家に泊まられたことがありました。

テレビやお料理の本などで、渡辺さんのことは知っていたのですが、

3泊されて、福岡に帰られる朝、「今日、お昼頃までいてもいいですか?」とおっしゃいました。

「いいですよ〜 私は会社に行くので、自由にしてくださいね」と、お別れしました。

 

家に帰ってびっくり。

キッチンはピカピカ、使ったお風呂も洗面所も水滴ひとつ残さずピカピカに磨き上げられ、

ベッドリネンはすべて洗って、ベッドの上に美しくたたまれていました。

そして、手書きのお手紙まで・・。

本当にびっくりして、感動しました。

 

その渡辺さんの博多のアトリエに 今度は博多阪急の催事の夜に招いていただきました。

やはり ピカピカに手入れされたキッチン。

「水滴は敵」と言いながら、キッチンも道具類もクロスで磨き上げられています。

 

仕事柄、食器を拭くリネンクロスが気になりました。

大判のクロスを壁にかけたまま 使われていたので、

「ジョバンニ そのクロスは?」と聞くと

(私たちは渡辺さんがイタリアに滞在されている時の愛称で呼んでいるのです。)

「すごく気に入っていて、長年使っていて、

生徒さんたちもこのクロスが気になっているみたいなんだけど

なかなか手に入らなくて困っている・・」とおっしゃいました。

 

その日は何も言わないでおきましたが、

実はその時から私の心の中で、闘志の火が静かに燃え始めていたのです。

「なんとしてでも、渡辺さんや生徒さんに喜んでいただけるクロスが作りたい!」と。

神戸に帰るや否や、リネンのガーゼを探し始めました。

そして渡辺さんと、数ヶ月のやり取りを経て、

織りネームの言葉や色、 つける位置、端の始末など

渡辺さんのこだわりを形にしていきました。

nounours booksの取材の際には博多での最終打ち合わせをして

やっと 渡辺さんご所望のリネンクロスが出来上がりました。

サイズは2種類

1m四方のと、その半分サイズと。

1m四方のサイズを提案された時、

初めは「こんな大きなリネンクロス どうするの?!」と思っていましたが、

使ってみると かなりいい!!

多分 世界で一番大きなキッチンクロスではないでしょうか。

試していた時、マゴマゴに見つかってしまい、パーマンごっこ(古)をしていましたが・・。

壁にこのように取り付けておけば、

キッチン内を器を拭きながら歩き、収納する棚にしまっていけます。

 

小さい方も このようにかけて使うことができます。

渡辺さんのこだわりはこの薄いガーゼを2重にして使うこと。

しっかりと器を包み、拭いて、すぐに乾くので、いつも清潔に保てるのです。

滋賀のリネン工場で織っている国産のリネンガーゼのクロスです。

 

今日から 渡辺さんのサイトでの販売が始まります。

ぜひぜひ ご覧になってください。