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Le petit bleuのテーブル

森川みきこの『夏のテーブル』

 

 

友人や家族を招く日が近づいてくると

その日のメニューを考えます。

できるだけシンプルで素材の良さを味わえるもの、

そして、事前に仕込みをしておけるものを中心に。

 

 

 

 

基本的に3つの構成で考えます。

1 野菜中心の前菜でゆっくりスタート

2 いつもよりすこしだけ贅沢なメインディッシュ

3 小さなデザート

 

メインデュッシュ Plat

魚介とハーブパン粉のプロヴァンサル

 

 

にんにくとハーブで香りづけしてソテーした魚介にカリカリに炒めたパン粉をふりかけて味わう一皿。

ソース代わりに使えるパン粉はいつもの料理に少しアレンジが欲しいとき、とても便利な一品です。

魚介以外にお肉や野菜、パスタとあわせても美味しいです。

 

材料(4人分)

いか     1はい

海老      20尾

 

下味用                  

 ガーリックペースト     小さじ1

(ガーリックペーストは生のにんにくのすりおろしでもOK)                     

エルブドプロヴァンス      小さじ1

オリーブオイル                  大さじ2

 

こしょう   

オリーブオイル         大さじ1

グリーンオリーブ(種抜き)    10個

白ワイン             大さじ2

パセリ

レモン

ハーブパン粉

 

作り方

1. 海老は殻と背ワタをとる。いかは内臓と軟骨を除いて皮を剥き、流水できれいに洗って胴を輪切りに、足は適当な長さに切る。

 (撮影では小さなヒイカを使用したので、輪切りにせずそのまま調理しました)

2. ①に下味用のガーリックペースト、エルブドプロヴァンス、オリーブオイル、塩、こしょうをなじませ、30分程度おいて味をつける。

3. グリーンオリーブは輪切りに、パセリはみじん切りにする。

4. フライパンにオリーブオイルを熱し、強火で海老を炒め、色づいたら一度取り出して、いかを手早く炒めたら海老を戻し、白ワイン、グリーンオリーブを順に加え炒める。

5. お皿に盛り、仕上げにパセリを散らし、レモンとハーブパン粉を添える。

 

ポイント

火の通り具合が違うので、別々に炒めます。

 いかは火を通しすぎると固くなってしまうので、短時間で仕上げます。

また、火が弱いと水っぽい仕上がりになるので、必ず強火で。

 

ハーブパン粉

 

 

材料

乾燥粗挽きパン粉      1/2カップ

オリーブオイル       大さじ2

ガーリックペースト     小さじ1/2

ドライトマト        2個       

エルブドプロヴァンス    小さじ1

 

作り方

1. パン粉、オリーブオイル、ガーリックペースト、細かく刻んだドライトマトをよく混ぜ合わせる。

2. フライパンを弱火にかけ、①がきつね色に色づき、風味がよくなるまでじっくり炒める。

3. エルブドプロヴァンス、塩を加えて、更に少し炒める。

 

 

●エルブドプロヴァンス

南仏のハーブという意味のミックスハーブ。

タイム、セージ、フェンネル、ローレル、ローズマリーなどプロバンス地方で採れるハーブを乾燥させてミックスしたもの。メーカーによって、少し内容が変わります。

 

●LES METS DE PROVENCE(メ・ド・プロヴァンス)のガーリックペースト

フランス産オーガニックのにんにくをペースト状にしたもの。

生のにんにくよりも優しい風味です。

 

森川みきこ

お菓子のアトリエ「Le petit bleu」主宰。

大阪、靱公園近くのアトリエで「家庭のキッチンでできる本格的なフランス菓子」をテーマに教室を開催。

他、焼き菓子の受注販売、ノベルティの制作、イベントの出店など、お菓子にまつわる事を色々と活動中。

 

 

 

Le petit bleuのテーブル

 

 

 

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