数年前に訪れた安曇野ちひろ美術館で開催されていた「あべ弘士の動物王国展」。
限られた枠におさまっている絵なのに、力強く、壮大さを感じる個展でした。
そこで手にした絵本、『だれかがほしをみていた』(アスク・ミュージック)
「だれかがほしをみていた」という新沢としひこさんの歌詞をもとに、あべ弘士さんが絵を起こしています。
世界中の人や動物が、それぞれ暮らす場所から見ているほし。
そして、そのほしは、ずっとずっと昔から、地球を見ている。
つながりや温かさを感じられる、とても好きな絵本です。
同じく、あべ弘士さんの著書『こんちき号北極探検記』(講談社)
隊員の生活や北極で暮らす動物の記録です。
滞在中はきっと大変な苦労があるのにもかかわらず、筆一本で描かれた挿絵や文章に思わず吹き出してしまいます。
特に北極に興味があると言うわけではないのですが、ちらっと見ただけでも、楽しさが伝わってきて、読みたい!と思いました。
どちらも、パラパラーっと流して見たり、時にはじっくり眺めたりして、楽しめる本です。