以前姉と私のものだった実家のピアノは今、父のピアノになっています。
父が退職後にピアノを習い始めて15年以上になります。
片手から始まった父のピアノは、習い始めてから毎日必ず練習しているので、今ではすっかり上達しています。
私はというと…
発表会の前だけ必死に練習するような、父とは正反対の残念な生徒でした。
辞めてしばらく経ってからでも家のピアノを見るたびに、罪悪感からか胸の奥がチクリと痛むこともありました。
いまでは毎日父に弾いてもらってピアノも喜んでいると思うと、胸の奥のチクリもだいぶん薄くなりました。
私もいつかもう一度ピアノを習い、父のようにピアノが生活の一部になるような日々を過ごせるようになりたいと思っています。
実家への手土産人気ナンバー1は、元町ケーキのざくろです。
ざくろが“ある時〜♪”は、無条件にみんな笑顔になります。