「顔たち、ところどころ」というフランス映画を見ました。
90歳の女性映画監督と彼女より54歳年下の写真家二人の、ドキュメンタリー映画。
行く先々で出会う人達の顔や全身の写真を撮って、それを巨大に引き伸ばし、街の建物の外壁に貼るという芸術の旅です。
写真を撮る前には、被写体となる人の話を聞き、構図などを決めていくので、そのアートには、さらに訴えかけてくるものがあります。
そして、撮られた人も、それを見た人達も笑顔になっているのが印象的で、私も心が温かくなりました。
年齢差はあるけれども、お互いをリスペクトしている二人の関係や人柄もとてもよくて。
道中の景色もきれいで穏やか。
淡々とした映画ですが、見終わった後は、人っていいなと、気持ちが明るくなる映画です。