子どもの頃、友達と行っただがし屋さんのことを懐かしく思い出します。
小さな空間に、たくさんの種類の駄菓子がケースに入って何段にも整頓されていました。
当たりくじがある物もあってどれにしようかと、端から端まで眺めてわくわくしました。
大人になり、住む地域も変わりました。
公園の向かいでは、「おばちゃーん、これください。」子どもたちが出たり入ったり。
覗いてみると、そこは小さなだがし屋さんでした。
「はい、おつりね。」とエプロンの大きなポケットから小銭を取り出して、小さな手のひらにそっと手渡します。
店主さんは、顔見知りの子どもたちもいるようで、学校での出来事に頷きながら耳を傾けていました。
今もこうして子どもの頃に見たようなだがし屋さんがあるんだな、とうれしくなりました。
日本一のだがし屋さんがある!と子どもが調べたらしく、夏休みに行ってきました。
『日本一のだがし売場』は、子ども好きな社長が「子どもたちを楽しませたい!」と、全力で取り組むだがし屋さんだそうで、開店前から列ができていました。
元気よく「おはよう」と挨拶する子どもたちに、だがしおじさんから1枚ずつシールを手渡してくれます。
子どもが多いのかと思ったら、大人の買い物客もたくさん、三世代で来ている家族もよく見かけました。
子どもにもわかりやすいようにPOPがあったり、 見たことのないくらい膨大な駄菓子が、 きれいに陳列されています。
「これ、小さい頃たべたな。」とか、「あの、パチパチする駄菓子はあるかな。」「そうそう、これ好きだったー!」とか、楽しそうな会話があちらこちらから聞こえてきました。
見渡せばみんな笑顔。



だがし屋さんは、時代が移り変わっても、世代を超えて笑顔になる場所でした。

