年始に鹿児島に帰った折、初めて知覧に行ってきました。
ここには、第二次世界大戦末期の沖縄戦で特攻戦死された1036名の遺影、遺品が保存されている知覧特攻平和会館があります。
今まで興味はあったものの、なかなか訪ねる機会がなかったのですが、自分の息子達が、ちょうどこの隊員達とおなじ、20歳前後になり、今だからこそ訪ねようと主人と行ってきました。
中には、1036名の遺影。そして家族や恋人に宛てた遺書、絶筆、様々な遺品。
一つひとつ丁寧に見学させてもらいました。
遺影をみると、穏やかな笑みを浮かべている青年や、すこし戯けた表情の青年。軍服こそ着ているものの、自分の息子たちと何も違わない青年達の写真でした。
遺書には、その青年の性格がよく現れていて、1036名と一括りにしてはいけない、ひとりひとりの若者の叫びが聞こえてくるかのようでした。
時代が悪かった、生まれた国が悪かったと、若者に諦めさせる世の中には絶対してはいけない。
世界の戦争が終結することを切に願います。
錦海湾に浮かぶ桜島は美しい