街のあちこちでポインセチアが目につく季節となりました。
夜になるとクリスマスツリーやイルミネーションの輝きに、ふと寒さが和らぐ瞬間があります。
さて、今週末は娘が学校の課題に使いたい本があるということで、
一緒に本屋さんへ足を運びました。
久しぶりに児童書コーナーへ足を踏み入れると、絵本コーナーに目がとまりました。
娘が小さい頃に読んであげた懐かしい絵本の数々。思わず足が止まり、手に取ります。
特にお気に入りの絵本だったこちらの2冊。
こちらは本当にたくさん読んであげましたので、表紙が少しよれてしまっています。
周りの人に対して優しい心と思いやりを持ってすくすく育ってほしいと選んだ絵本でした。
登場人物は仲良しのくまくんとこりすです。
こりすはくまくんが大好きです。
こりすはくまくんに喜んでもらいたくて、一番喜んでくれそうなプレゼントを知りたいと思い、次々に質問を投げかけます。
これに対してのくまくんの答えがぐっと胸に迫ります。
くまくんとこりすのお互いがお互いを思いやる優しい気持ちに、胸が温かくなります。
そんな二人の間を優しい風が吹き、花々のいい香りがふんわりと包み、夕陽がきらめきます。
ページをめくるたびに、優しくて美しい世界観に引き込まれます。
そして、二人のやりとりに、日常の生活の中で当たり前と思っているものにこそ、何にもかえがたい幸せがあるということを気づかせてくれます。
小さなお子様がいらっしゃる方は、読み聞かせの一冊に加えてみてはいかがでしょうか。
もちろん大人の方にも!繊細な絵とお話で紡ぎ出される、寒い季節にほんのりと心が暖かくなるこちらの絵本をおすすめしたいです。