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高林麻里さんの鉛筆画
吉祥寺店スタッフ PISTA

2023-12-19 09:16

今までに実家で一緒に暮らした犬や猫達を高林麻里さんに描いていただきました。

描いていただくに当たって歴代ペット達と事をひとつずつ思い出す時間がありました。

最初の犬を飼い始めたのは、私が小学校に入った頃。木市の隅っこで売られていた仔犬がとてもかわいくて、父と私は母の許可を取らずに勝手に連れて帰り、ひどく叱られました。
その日の夜だったか、鹿児島ではおはら祭りという大きなお祭りがありましたが、私と父は留守番をさせられた思い出が蘇ります。家にいて犬を見ていなさい!と。今思えば動物を飼うって事はそれほどの事なんだよ、と伝えたかったのだと思います。

それから16年、私が大人になり就職した年まで家族として過ごしてくれました。

それから1年程して、また父が母に言わずに里親の会から猫を連れて帰ってきました。猫を飼うなんて誰もイメージしていなかった事でみんな困惑しましたが、不思議な事にその年から毎年うちに迷い猫が来て、最終的に3匹に!

あれほど動物を飼う事に反対していたのに、母は、どの子にも愛情持ってお世話してくれていました。そんな母の愛情を受け幸せそうな猫達を見ていて、生まれ変わったら実家の猫になりたいな〜と思っていました。呑気なものです。

先日、最後の子が旅立ち、寂しそうな母。
高林さんの描いてくださった絵を額装して贈りたいと思っています。
じんわり心が温かくなるような高林さんの絵からはやさしさが溢れています!

天国でこうしてみんなで楽しく過ごしていてくれたらいいな。