部屋の整理でなかなか作業が進まないところ、、、本棚。
作業中に手にする本を次々と読み返してしまい、いつも作業がはかどらず楽しい時間だけが過ぎてしまいます。
先日、久しぶりの本棚整理で楽しんだのは、村上春樹さんのエッセイ。
その中でも『村上朝日堂』(新潮文庫)は、挿絵を安西水丸さんが描き下ろしされています。
村上さんの日常におけるユーモアを淡々と書かれた文章と、安西さんの遊び心あるイラストの組み合わせが大好きで、何度も読み返しています。
高校生まで関西で過ごされた村上さん。
高校時代の思い出に、fabric&things(芦屋)のある阪急芦屋川駅での出来事が出てきて、思わず嬉しくなったり・・・。
村上さんの本からすっかりファンになった安西水丸さん。
今回、本棚から発掘された未読の一冊。
『真夏の航海』(講談社文庫)
トルーマン・カポーティ 著
安西水丸 訳・装丁
本の舞台であり、安西さんが若き頃に滞在された古き良きニューヨークの雰囲気が表紙から伝わってきます。
寒い夜の相棒として読み進めてみようと思います。
おまけ
映画「ドライブ・マイ・カー」を観ました。
村上春樹さんの短編小説が原作の映画。
シアターの照明がおちて明るくなるまで、魔法にかけられた3時間でした。
3月のアカデミー賞のゆくえが楽しみです。