森川みきこの『春のテーブル』
友人や家族を招く日が近づいてくると
その日のメニューを考えます。
できるだけシンプルで素材の良さを味わえるもの、
そして、事前に仕込みをしておけるものを中心に。
基本的に3つの構成で考えます。
1 野菜中心の前菜でゆっくりスタート
2 いつもよりすこしだけ贅沢なメインディッシュ
3 小さなデザート
メインデュッシュ Plat
ガレットとハーブソーセージ
ガレットはそば粉でつくるクレープのこと。
ハム、チーズ、目玉焼きを乗せるガレット・コンプレが人気の組み合わせですが、
今回はフレッシュなハーブを混ぜたソーセージとベビーリーフを添えて、春らしい一皿に仕立てました。
ソーセージは腸詰めにはせず、塩とハーブを加えた挽肉をこねて焼くだけ。
お好みでスパイスを加えたり、ハーブの種類を変えたり、とても簡単でアレンジもしやすい一品です。
材料
ガレット生地(4枚分)
そば粉 180g
薄力粉 20g
炭酸水 300ml
塩 5g
バター 適量
ハーブソーセージ (8本分)
豚ひき肉 400g
塩 4g
こしょう 少々
タイムの葉 大1
とろけるチーズ 4枚
ベビーリーフ
マスタード
マヨネーズ
作り方
1. 前日にガレットの生地をつくっておく。
2. ボウルにそば粉、塩を入れ、溶き卵をあわせた炭酸水を加えて混ぜる。半日ほど冷蔵庫に置く。
3. 翌日、焼く1時間くらい前に生地を冷蔵庫から出し、常温にしておく。生地のとろみが強い場合は、炭酸水50mlほど足して緩める。
4. フライパンを熱し、バターを適量溶かし全体になじませたら、生地を流し入れて 広げる。フライパンの縁から生地がはがれてきたら、焼けてきた合図。
5. 裏返して反対の面を焼く。
6. ソーセージを作る。ボウルに豚ひき肉に入れ、塩、こしょう タイムの葉を加えてよく混ぜる。
7. 8等分にして、手のひらで転がすように形を整え、ソーセージの形にする。
8. フライパンに少量の油を熱し、ソーセージを並べ、中火で時々転がしながらこんがりと焼き色がつくまで焼く。
9. 焼いておいたガレットをフライパンで温め直し、チーズを乗せ折りたたむ。折りたたんだガレット、ハーブソーセージ、ベビーリーフをお皿にのせ、 好みでマスタードとマヨネーズも添える。
森川みきこ
お菓子のアトリエ「Le petit bleu」主宰。
大阪、靱公園近くのアトリエで「家庭のキッチンでできる本格的なフランス菓子」をテーマに教室を開催。
他、焼き菓子の受注販売、ノベルティの制作、イベントの出店など、お菓子にまつわる事を色々と活動中。