たまちゃんのお弁当・常備菜・保存食
ふつうのごはんがいちばんおいしい。
“たまちゃん”こと、たくまたまえさんはそう言います。
でも、ふつうのごはんこそ、おいしくするには魔法が必要。
旬のものであること。特別な材料は使わないこと。
“シャキシャキ”“ふんわり”“カリカリ”と、素材に合った食感を出すこと。
甘辛・しょっぱい・酸っぱいと、味付けの違いを楽しめること。
毎日毎日うれしく楽しくおいしくなる、
そんなたまちゃんの秘密の魔法をお届けします。
春の常備菜「うどのきんぴら」です。
うどって買ったことないと言う方も多いんじゃないかな。
そんな方にも作りやすいように丸ごと1本使ってきんぴらにします。
鮮度のいいうちに一気に丸ごと1本使い切ってうどの香りを楽しみましょう。
うどは、「山うど」と「軟化うど(白いうど)」の2種類が売られています。
今回は山うどを使いましたが、軟化うどでも同じように作れます。
材料
うど 1本
醤油 大さじ1
砂糖 小さじ2
酒 小さじ1
鷹の爪 1/2本
白ごま油 大さじ1
つくりかた
うどの下ごしらえ
根元の固いところを切り落とし、皮ごと斜め2~3ミリに斜め薄切りにします。
切ったものから酢を少し入れた水にさらします。時間は5分くらい。
ざるに上げて水気を切っておきます。
穂先は食べやすい大きさに切ります。
フライパンに白ごま油、小口切りにした鷹の爪を入れ中火にかけ、熱くなったら、うどを入れ、炒めます。うどがしんなりして火が通ったら、調味料を加えて汁気がなくなるまで炒めます。
*日持ちは冷蔵庫で1週間ほど。
*軟化うどをお使いになる場合は、山うどより少し長めで量が多くなりますから、調味料も少し多めにしてください。
*穂先の天ぷらもおいしいから、茎だけきんぴらにして、穂先は天ぷらもオススメです。
さて、お弁当を作りましょう。
ぶりの照り焼き
菜の花のお浸し
卵焼き
厚揚げの煮物
紅芯大根の甘酢漬け
うどのきんぴら
ごはん
梅干し
私のお弁当は、普通のおかずが多いです。
その中に季節のものを少しプラスして詰めると楽しいです。
プロフィール
たくまたまえ
料理家。
旬の野菜や果物で作る保存食を販売するほか、お弁当や保存食のイベント、ワークショップを開催している。
著書「たまちゃんの保存食」(マイナビ出版)「たまちゃんの夫弁当」(主婦と生活社)