福岡&糸島ISSUEも6回目。
記録係を担当する福田里香のおすすめからスタートです。
わたしの大好きなオーストリア菓子とパンの店をご案内します。
「SAILER」
「SAILER」の店主アドルフ・サイラーさんはオーストリアで代々続いているパン屋の4代目に当たるかた。縁あって1994年にお店を開き、福岡に初めて本格的なオーストリアの味をもたらしました。オープンしたての頃、家族がアルバイトしていたことも懐かしく思い出されます。
旅行者におすすめの理由その1
旅行中ごはんを食べ損なったり、ランチタイムを外してしまった場合や、おいしいものをホテルや公園、車中にテイクアウトしたいというかたに便利だから。
10種類ほどあるサンドイッチはどれもおいしいし、デニッシュやクーヘンなどの甘いパンも種類が豊富です。
旅行者におすすめの理由その2
ソフトタイプのプレッツェルとハードタイプのプレッツェル。この2種類を食べ比べができるお店は、そうそうありません。
パンをお土産に買って帰るのも、家族や友達に喜ばれそう。
旅行者におすすめの理由その3
広い喫茶室「CAFE KLIMT」を併設していて、時間を問わず軽食が食べられるからです。温めてパリッとさせたカイザーセンメルに、オーストリアでポピュラーなじゃがいも入りビーフシチュー“グー ラッシュスッペ”の組み合わせは、じんわりと空腹をみたしてくれます。
旅行者におすすめの理由その4
ルーベンサンドは大好物。
キャラウェイシード入りのライ麦パンに、たっぷりのザワークラウト、パストラミ、エメンタールチーズ、ロシ アンドレッシングをはさんだホットサンドです。
食後のデザートに、自家製アイスクリームはいかがですか? ザッハートルテ、アップルシュトルーデルなど、オーストリアンケーキもドリンクセットで頼めます。
「SAILER」 https://sailer.jp
渡辺康啓さんは、2015年に東京から福岡へと移住した料理家です。
以前、在田さんの自宅で食事会を開催してくださったというご縁があります。
福岡のご自宅で開催する料理教室は、毎回大人気。あっという間に福岡通になった渡辺さんに、お気に入りを教えていただきました。
「COFFEE HOUSE 5YEN(五圓)」
「COFFEE HOUSE 5YEN(五圓)」は、JR博多駅博多口から歩ける距離。
はかた駅前通りを少し歩いて、右に折れた裏路の角にあります。
05回で紹介した「LIGHT YEARS」の近くです。
窓辺に座った銀髪の紳士がマスター。
お声がけしたら、気さくに「撮ってもいいよ」と言ってくださいました。
1979年創業の老舗喫茶店の看板メニューはカレーです。
「なんと、モーニングカレーが食べられるんですよ」と渡辺さん。
「5YEN」のモーニングは、トーストではなく、思い切りよくカレーのみです。
お昼過ぎに来店したわたしたちは、チキンカツカレーをいただきました。
さらりとしたルーはピリッと辛口で、白飯によく合い、また食べたくなる味。
渡辺さんが推す理由がわかります。
ブルーと白、船舶の意匠を取り入れたかわいい飾り看板。
手作り感溢れる入り口が目印です。
「COFFEE HOUSE 5YEN(五圓)」
〒812-0011 福岡県福岡市博多区博多駅前2丁目7-1
092-473-9430