2024年9月の「宙の音」
夏祭り、縁日、花火大会、盆踊り…いつもの夏よりも暑かった、そして、いつもの夏よりもたくさんの思い出が生まれた8月。
夏の終わりは、サンセットビーチのように少しだけセンチメンタルな気分になりませんか?
さて、9月はどんな1か月になるのか星空を探索したところ、すごいことになっていることがわかりました。
2日に天賦の才能の星、天王星が逆行して人それぞれの個性が異常に注目され始めそう。また、18日の満月はスーパームーン(10/17も)で、こちらも個性が激しく輝くことを暗示しています。
そして、極め付けは今月の27日~11月の下旬まで、なんと26000年という長い周期を持つ「ツチンシャン・アトラス彗星」が太陽系にやって来ることがわかったんです。
え?そんなに凄い彗星のこと知らなかった~というあなた、それは間違っていません。
なぜなら、この彗星が発見されたのが2023年の1月という極々最近なのですから。
尾を引いて流れる、いわゆる「流れ星」と見た目は似ているのですが、流れ星は一瞬、彗星は数日間~長期間見ることが出来るんです。
26000年に一度しか見ることが出来ない彗星を観ることができたら、一生分の願い事が叶ってしまうかも…しれませんね。
そんな秋の夜長、疲れたこころをほっこりと癒してくれる絵本や小説をご紹介します。
寝る前に読んでみてくださいね。きっとあなたに幸せを届けてくれるでしょう。
牡羊座
牡羊座さんの守護星、火星が蟹座にあって、調和をキープする星、金星が反対の天秤座にある9月は、これまでの「セーフティゾーン」を、自らの足で出てゆく1か月になるかもしれません。
今まで築き上げてきた自分の資質を全部放出するかのように持てる力をすべて出しきって、次へと進んでいく牡羊座さんもいるかもしれません。
今月初め「個性」の星、天王星が逆行になり、いい意味で人生の「安全装置」が一時的に外れて、牡羊座さんの本能と呼べる「情熱と行動力」がいつもより強調されるのです。
新しい居場所を求めて行動開始。
自分を必要としてくれる人がいる。自分を無条件で受け入れて愛してくれる仲間がいる。集合体の中で絆を深めることでこのように思えるのであれば、それは自分の人生を支える「精神安定剤」的な役割を果たして、これからの日常を穏やかに暮らしていける要素と
なるでしょう。
18日~21日は、「奇跡の展開」があるかもしれません。
【心ほっこり、幸せを届けてくれる本】
シェル・シルヴァスタイン:「おおきな木」
牡牛座
牡牛座さんの「魅力」について考えてみましょう。
星座には主たるエネルギーを与えてくれる「守護星」というものがあって、牡牛座さんは金星です。英語でヴィーナスと言われるだけあって美しさや輝き、そして、豊かさの象徴と言われています。9月は、金星が天秤座を移動するので、自分の魅力を120%使って自分の属する社会や環境に対して平和と秩序をもたらす対人関係スキルを磨いていくことになりそうです。
3日に起こる乙女座新月は、牡牛座さんの内面的な美しさや優しさを見せる出来事が起こって、逆にひとから見られるという感覚を体験するかもしれません。
「人から見られる」ことで他人視線を理解していく。他人から見た自分のイメージを理解していこうとするのです。
ここでは自分の姿をじっくりと観察してもらうことになります。
「あなたから見た私はどんな感じ?」
「私が着ている服は似合ってる?」
そんなことを知ろうとしているかのように18日の満月は今年2番目のスーパームーン、牡牛座さんの心の奥まで照らしてくれるので人の視線で自分を理解していくことになるでしょう。
【心ほっこり、幸せを届けてくれる本】
マーガレット・ワイズ・ブラウン: 「おやすみなさい、おつきさま」
双子座
12年に一度巡ってくる大幸運期…そんなことを、春ころから言われ続けて「耳タコ」が出来ているかもしれませんね。これは天のサンタクロースと言われる木星が12年ぶりに双子座にきていることから双子座さんのこれまでの努力が実って幸運がやってくる、というわけなんです。
幸運の適応期間(賞味期限)は1年間、双子座生まれで前半に生まれた双子座さんは既にいいことが起こっているかもしれませんね。また、後半に生まれた双子座さんは9月から幸運の波がやって来るでしょう。
まずは、「学ぶ、知る」ことから始めてみましょう。
今月はひとを通じて学ぶことが多いので、別名「人間ウォーキング月間」になるかも。
場所は、カフェが最適です。カフェって一人で行くのなら本を読んだりスケジュールを考えたり、日記を書いたり勉強したりとゆっくりと思索するのに最適ですし、ズバリ人間ウオッチングをして楽しむこともできます。
そういった経験の積み重ねで、あなたのブレない軸が出来上がる9月です。
【心ほっこり、幸せを届けてくれる本】
中川李枝子:「ぐりとぐら」
蟹 座
蟹座さんにとって物語は5日から始まりそうです。とは言え、これはあくまでも星の動きなので現実にはタイムラグがあると思ってお聴きくださいね。
火星が、蟹座にやって来るのが5日。火星は、あなたの欲求や意欲をあらわし、それを実行するエネルギーです。
例えば、あなたの目の前に布で覆われた箱があるとします。その中には、あなたがこれまで無意識に欲しかったものが入っています。これまで心のどこかでずっと欲しかったものが、いよいよ自分の目の前にやってくるのです。
ドキドキわくわくの期間を過ぎてベールが外されるのは、18日の満月以降。
今月の満月は、地球と月が近くなるスーパームーンで神秘の星、海王星ともコンジャンクション中です。
中身はどんなものなのか、どんな形をしているのか…今は言わないでおきましょう。
どうぞお楽しみに。
【心ほっこり、幸せを届けてくれる本】
ロアルド・ダール: 「チャーリーとチョコレート工場」
獅子座
9月は、獅子座さんにとって「終わりの始まりの場所」を告げるワープポイントになるかもしれません。
私たちの人生は「時間」に支配されていて、午前0時が日付変更点。また、12月31日が一年の変わり目になります。少し大げさな話に聞こえるかもしれませんが、9月は心の次元上昇ポイントかもしれません。
星座で言えば、牡羊座から始まり魚座までの体験でぐるっと描いた円を一つ終え、新しい次なる円を描くために一段上昇する次元上昇ポイント。ただ、こういったことはわかりにくい出来事で教えてくれるので、例えば、うさぎをおいかけてうさぎ穴に落っこちて不思議の国に迷い込んでしまったアリスのように、不思議な感覚で新しい場所に放り出されることになりそう。
つまり、9月は「新しい始まりの場所へ向かうための扉が現れる日」とぼんやり理解するといいでしょうか。
【心ほっこり、幸せを届けてくれる本】
J.K.ローリング: 「ハリー・ポッター」
乙女座
この季節は、スポーツの秋、読書の秋、食欲の秋…となんでも当てはめることが出来そうですが乙女座さんにとっては、自分の内面から新しい材料を探究する月とも言えるでしょう。
自分の内面にはまだ気づいていない未知の新しい素材があって、それを探しだすことでさらなるパワーアップを図ろうとします。
その未知の素材とは「覚悟と決意」かもしれません。まっすぐな意志で迷うことなく新しい場所へと突き進む勇気がたいせつですよ。
18日の魚座満月は、そのようなものを自分の中から引き出して自分に見合う場所へと動き出すタイミングになりそうです。
研究熱心で博学な乙女座さんですが、今は「自分はまだ何も知らない」という謙虚な姿勢で、また、自分の行く先を照らす光となるピュアな心で進んでいきましょう。
【心ほっこり、幸せを届けてくれる本】
谷川俊太郎: 「ことばあそびうた」
天秤座
9月最強な天秤座さんです。
天秤座の守護星である金星が蠍座に移動する22日まで、ラッキーな空気に包まれます。
今年の9月は、天王星と冥王星と金星による最高の吉角、グランドトラインが基本的な流れを創りだしていて、人智を超える見えない力に後押しされている感じを受けるかもしれません。
特に中秋の名月(十五夜)を境に、月と土星が大接近して自分の習得した力をすべて使いきって次へと進んでいきます。
18日を過ぎると、社会貢献意識が高まって「一日一善」的ないいことをしたくなったり、会社や組織(グループ内)、地域での奉仕活動が多くなってくるでしょう。
そして、本格的な運気アップは太陽が天秤座に回帰する23日から。天秤座さんの冷静でいて、かつ、どんな場合でも取りこぼしのない調和力なリーダーシップを体感する出来事が起こるかもしれません。
【心ほっこり、幸せを届けてくれる本】
ジェイムズ・ジョイス: 「ユリシーズ」
蠍座
今、自分が存在していることに感謝しながら、生命力を解放することに繋がる9月。
22日の秋分は、3月の春分と同じく昼と夜の時間が等しくなるタイミングです。意味としてはエネルギーチェンジをあらわしていて、動から静へ転換するポイントなのです。本当の自分を強化するために反対の資質を取り入れる期間。真反対の資質が入り込んでくることで、新しい「自分らしさ」を身につけていくことになります。
思い返せば、昨年春から、守護星である冥王星が水瓶座に入ったのは約250年振りのことでした。
いろんな意味で、変わらないことが大切と思っていた心に変化があらわれていたんじゃないでしょうか?
これからは、心の望むまま、幸福感を感じ過ごすことで、他の人にも楽しい気持ちを与えていく…
言い換えれば、変わることや生まれることで得られる喜びを味わっていくことで、人生の流れが変わっていくでしょう。
【心ほっこり、幸せを届けてくれる本】
モーリス・センダック: 「かいじゅうたちのいるところ」
射手座
今年の射手座さんは、守護星である木星が真反対の双子座に来ているせいで、ゆるゆるストリートになっているかもしれません。
射手座さんの「火のエネルギー」とは、まるで火花のような飛び散る火。
石・金属がぶつかり合った時や放電した時のスパークも火花と呼びますが、自分と、対象となる何かもう一つの事柄と関わりを持つことで、火花が上がるわけです。
つまり、切磋琢磨する意味で誰かと戦ったり、意見をぶつかり合わせることでスパークし、この時に出る「火のエネルギー」が射手座さんを奮い立たせる原動力となるので、ゆるゆるから抜け出す方法は、対象とするものを見つけ、火花を散らすことです。
そういう意味で9月は、人との関わる機会を多く作って同じ夢や目標を持つ人や、元気のいいパワフルな人との交流でヤル気をアップさせましょう。
【心ほっこり、幸せを届けてくれる本】
シェル・シルヴァスタイン: 「ギヴィング・ツリー」
山羊座
山羊座さんにとって、3日の乙女座新月以降、責任感ある大人として社会に参加し、役割を果たし、充実した人生を築き上げていこうという想いが募ってきそうです。
そんな中、22日(秋分の日)天王星と月がコンジャンクションすることから、個性が際立ち、社会に参加する体験を通してこの社会で生きていくために必要なスキルを磨きが始まりそう。
そしてしっかりとした大人意識で現実の世界に根をはり活躍していくことになるでしょう。
例えば仕事におけるヤル気や能力を高めるため、また、環境内での役割を把握して協調性を持たせるための自己啓発セミナーや心理セミナーなどに参加してモチベーションをアップさせるのが太陽が乙女座にいる領域だとしたら、そこで学んだことを会社で生かしていくのが天秤座の領域。
会社など、自分の所属する組織の理想や理念を軸に、それに沿って行動していくことで、理想と現実のギャップを埋めて社会的に認められる自分を作る自分を作ることができるはずです。
【心ほっこり、幸せを届けてくれる本】
島崎藤村:「若菜集」
水瓶座
チャンス到来です。自分の持っている能力や才能をアピールすることで大勢の人の目を引くことが
出来るようになります…というか、すでになっているはずです。
現在、水瓶座さんの守護星である天王星は牡牛座にいますが、牡牛座のエネルギー「金星」で、宇宙的チカラで欲しいものを惹きつける能力を持っています。
それと同じように、あなたの洗練された感性(センス)は周囲の人々を惹きつける磁力を放ち、みんなの心を満足させるものを創り上げることが出来るのです。
特に、2日から天王星が逆行に入ったことでその力は「よりマイルド」になっています。
時に水瓶座さんの個性は、周囲に革命的変化をもたらすことがあるので、ある意味、この9月からは絶好調なのですね。
「これだ!」って思う、自分のスタイルを確立したとしたら、躊躇しないでひとに話したり、ブログ、SNSやYouTubeなどで発信してみてください。
きっと、コメントや評価で手応えを感じることが出来るし、通常では知り合うこともない人たちに自分の事を知ってもらうことが出来るでしょう。
【心ほっこり、幸せを届けてくれる本】
やなせたかし:やさしいライオン
魚座
魚座さんの9月のモットーは、まっすぐな意志で迷うことなく新しい場所へと突き進む勇気を持つということに尽きます。
3日の乙女座新月は、魚座の対極で起こりますから、人生の生き方を見つめ直したり、自分の心を確かめたり…少し「ターニングポイント」的エネルギーが強くなりそう。
そんな中、新しい考えや意識を自分の中から引き出して自分に見合う場所へと移動したり、真理を学ぶために第一難関を突破するための努力し始めるのが、18日の魚座満月。
ひたむきに理想を追い求める意識が魚座さんの中から湧き上がってくるんです。星座的に言えば、次の牡羊座の象徴である新芽。植物の種が土の中で種を熟成させて春に芽を出す準備をしているように、子宮の中で生まれるための準備をしているのが魚座なんですね。
23日、太陽が天秤座に移る時、金星が同時に蠍座に入ります。
この秋は、新しいチャレンジに尻込みせず、勇気を持って挑むことが大切。
【心ほっこり、幸せを届けてくれる本】
上條 由美子:「だっこだっこだーいすき」
Kentools
トランジット占星学協会主宰、「そらのおと。」オーナー。西洋占星学を研究し、現在鑑定歴39年。これまでに鑑定した人数はのべ1万人以上。現在、サロンや全国各地でセッションやセミナー活動を精力的に行っている。2019年 東京・吉祥寺に東京サロン『Le Ciel』をオープン。
そらのおと。
個人鑑定お申し込み soranoto.4@docomo.ne.jp