2024年7月の「宙の音」
「ささの葉さらさら のきばにゆれる お星さまきらきら 金銀砂子」
これは、「たなばたさま」の一番の歌詞です。
「のきば」とは、家の軒、そして、「金銀砂子」とは、夜空に輝く無数の星。
7月の物語は「七夕伝説」で、織姫と彦星が主人公ですね。
二人は国一番の働き者で、国のため、人のために一生懸命働いていました。
気が付くと恋をする暇（いとま）もなく若い盛りを過ぎて…天の神様はそんな二人のことを憂慮して、赤い糸で結び付けたのでした。
と、ここまでは美しいストーリーだったのですが、恋の魔法にかかった二人は働くことを忘れて二人だけの時間を楽しんだのです。
そのことに怒った神様は、戒めとして二人を「天の川」を挟んで両岸に引き離してしまいました。
以来、ふたりは気持ちを改め、真面目に謙虚に自分の使命に取り組みました。
その後、神様の粋な計らいで織姫と彦星は1年に1度だけ会えるようになりました…
というお話し。
天の川が美しい7月の最強の時は、7月20～24日。奇跡の星のエネルギーが
眠っていた能力を覚醒させてくれるかもしれません。
今月あなたへお届けするのは、「天から与えられた才能」。
年に一度、短冊に願い事を書けば天の神さまのパワーで願いが叶うという言い伝えを信じてみたいものですね。
ぜひ、心の短冊に書いてみてください。
牡羊座
火の星座グループの牡羊座さんにとって、梅雨が明けるまでの「雨の季節」は一年の中で一番居心地が悪い期間かもしれません。
やる気満々なのになぜか邪魔が入るとか、急に予定変更になったり…。
火と水は打ち消し合ってしまうので、7月の前半はエネルギーを温存しておきましょう。
しかし、12日、金星が獅子座に移動してからは牡羊座さんの評価が急上昇。
特に22日から24日の期間は、太陽·水星·金星が獅子座に入って、星座の神話に登場する「黄金の牡羊」＝純粋な心で目標に向かって一直線状態。
これまでおこなっていた「地道な活動」が注目されたり、停滞していた状況が急速に進展したり、突然のチャンスが訪れるなど華やかな運勢へと転向しそうですよ。
いつものあなたらしい積極的な行動がカギになりそうです。
【天から与えられた才能】
まだ誰も知らないことを一番に察知する能力
牡牛座
映画の1シーン。場所は駅、発車のベルが鳴っている中、閉まる扉の向こう側にいる大切な人。
見送っている牡牛座さんの心境は、守護星である金星が12日から獅子座に移動する時の気持ちと同じで、「さみしさ」や「空虚感」かもしれません。
しかし、この日、「調停の座相」という難問を奇跡的に解決してくれる星からのご加護があって、一時的な別れは永遠の絆に変わるかもしれません。
7月後半は、まず、生活のリズムを取り戻すようにしましょう。
そこから新しい日常が見えてくるはずです。
少しだけ、これまでの生き方を見直したら、そこが牡牛座さんの次のスタートライン。
これまでの栄光も成功もいったんクリアにして、ゼロから始めるとワンステップ上へランクアップするはずです。
【天から与えられた才能】
五感を通して発揮する能力
双子座
5月から、すでに人生の逆転劇がスタートしている双子座さんがいるかもしれません。
「守り」の時期は終わりました。12年間温めてきた計画、夢、希望…いろいろな想いを（いい意味で）爆発させる時がやってきました。
金銭的なバックアップや周囲からの援助も充分。あとは双子座さんの意識スイッチをオンにするだけです。
今月は、22日、太陽が獅子座に移動するタイミングで流れが変わって仕事面でも運気は大きく上昇しますよ。
妥協や取り越し苦労はやめて、自分がこうしたいと思うことを貫いてみてください。
また、もし現状を変えたいのなら、気心の知れた仲間より、全く違う分野、業種の人に相談してみると意外な「発想」が湧きでてくるかも。
【天から与えられた才能】
両極の二つの状況を理解して受け入れる能力
蟹 座
水の星座の蟹座さんにとって7月は、梅雨明けから海開きと、水関連のエネルギーが強くなってくる季節。7月初旬は気力充実期間で、体を動かすほど元気になってきます。
ただ、6月の夏至から「転換」のエネルギーが支配してきていて、ものごとは自然にヒートアップしてきますからペースを落として「考え直す」という意識も大切に。
12日を過ぎると金星が蟹座を離れ、22日からは太陽も獅子座へ移動していきます。
まとめてみると、前半は、上昇気流に乗って仕事もプライベートも行動力を二割増しで駆け抜けて大丈夫です。
しかし、半ばから後半にかけては結果を急がず、何事もゆとりをもって事にあたり、「夢」より「現実」重視の行動を心がけると、才能を開花させるチャンスを引き寄せることにつながるでしょう。
【天から与えられた才能】
人の心に寄り添って受容する共感能力
獅子座
獅子座さんの良い所を生かす方法を考えてみました。
獅子座さんの守護星は「太陽」です。ほかの星座もそうなのですが、守護星の特性を生かせば最高の生き方ができるということで、太陽のように、生命力を活かしながらみんなに平等に優しさを提供する…。これは、模範的な答え。
実は、太陽は光の源なので、あえて何かをするのではなく「存在」としての太陽を意識すればいいのです。つまり、光でいること。
3日から知性とコミュニケーションの星、水星が獅子座にやってきますから、頭の回転がキレッキレに。また、12日から愛と美と調和の星、金星も獅子座に移動し、仕事もプライベートも最高に輝き出すでしょう。
そして、22日。太陽が獅子座に回帰し、ここから獅子座さんの理想の時間がスタート。
【天から与えられた才能】
孤高のパーソナリティと理想を実現させる能力
乙女座
調子が上がってくる８月後半～９月を前に気持ちの整理の月といえるのが７月。
いくら幸運を呼び込もうとしてもそれが入るスペースがないといけませんよね？
一時的に損（不利益）をしても大丈夫。押し出すパワーが強いほど、入ってくるものもより大きなものになるはずです。
クヨクヨしたり、不安で心が閉塞したり…。でも小さなことに拘っていることがバカらしく思えるくらい、流れが変わって運気が上昇してきます。
そう、まるで夢の風船が膨らむように。さらに今回のバブル（拡大）はただのバブルではありません。確固たる運と実力の備わったもの。この、発展のチャンスを逃さないためにも、今は、気持ちを整理してシンプルに現実を見つめましょう。
22日、太陽が獅子座に移動する時、二つの奇跡の座相が出来て、乙女座さんの心に「一歩踏み出す」意識転換のエネルギーをチャージしてくれるでしょう。
【天から与えられた才能】
事実を冷静に、かつ、完璧に見極める能力
天秤座
流れは上昇に転じ、「不思議な力」を感じるとき。7月は2度、ミラクルな星の座相が出来ます。7月2日。はじまりは、ちょっとした自分の心の変化から始まります。
天秤座さんは、これまで自分が本当にやりたいことや未来について予感や直感を感じたことはありませんか？
また、約束していないのに会いたい人と出会ったり、想像していない出来事が起こったり誰かからの情報がキッカケで望んでいた方向に導かれたという体験はどうでしょう？
こういったことから無意識、無自覚ですが不思議な力に導かれていくのです。
22日に2度目のミラクル。
キーワードは「運命」と「インスピレーション」です。
22日、太陽が獅子座に移動すると人や事が動き始めるので、それをチャンスと感じたら迷わず乗っていきましょう。
【天から与えられた才能】
美的センスを使いあらゆるものを美しく仕上げる洗練能力
蠍座
忙しさに追われ、足が地についていなかった蠍座さん、自分の❝これまで❞を省みる時間が必要かもしれません。期間的には前半と後半で上下の振幅が激しい7月ですから、無理に変化させなくても、冷静に現状を見つめることから始めましょう。
先月もお話ししましたが、蠍座さんの守護星、冥王星が約250年振りに変革の水瓶座に入っているので、今までとは違う自分を感じることが多くなるかもしれません。
24日以降、いつもは仲間と群れず、自分だけの時間を大切にしている一匹狼系の蠍座さんも、人間関係を重視し、密にしてみると新しい仕事や活動にめぐりあうチャンスが訪れるでしょう。
また、孤高の蠍座さん、いつもは困っていても周囲に「ＳＯＳ」を発しないのですが、今回は、甘えてみるテクニックを使うことで「絆」が生まれそうです。
【天から与えられた才能】
過去の自分を手放し、リセットする能力
射手座
7月半ばころまで全体的に湿りがちの運気を引きずっています。判断によって、結果がプラスにもマイナスにもなるので、射手座さんには一番難しい「慎重に」ことを進めなくてはならない前半。
後半、特に22日からは2024年の中で、最高の星回りが訪れます。
いままでマイナスだった人はプラスに転換。もし困ったことが起こっても、援助の手が差し伸べられ、最高の結果を得られるはずです。
7月の後半は仕事、人間関係がスムーズに進んでいく流れで、人への気遣いにストレスを感じることもなく、楽しく穏やかな時間が過ごせるでしょう。
また、火星が双子座に移動する21日からは、人間関係や大勢の人を相手にアクションを起こすと、大きな収穫を得られるラッキー期間。
【天から与えられた才能】
いつどんなときでも前を向くポジティブ能力
山羊座
マラソンで言えば、太陽が真反対の蟹座にいる期間は、山羊座さんにしてみれば1年の折り返し地点に相当します。７月の初めは、太陽のほかに水星や金星もいて全体的に、ハプニングにつつまれ、自分ではコントロールできない「運」というものを感じる時かもしれません。
流れが大きく変わるのは22日、太陽が獅子座に入ってからで、物事があなたの思惑とは違う方向に進みやすいときですが、それがかえって幸運をもたらすこともあるでしょう。
ただ、いろいろと考えすぎてしまうのはマイナス。自分の「やりたいこと」を明確にして、ターゲットをしっかり絞り込みましょう。
また、26日、水星が乙女座に移動するタイミングでアイデアやイマジネーションが豊かになり、仕事＆プライベート共にそれを生かすと周囲から注目を浴びることに。
【天から与えられた才能】
伝統を受け継ぎながら超越したものを作る錬金能力
水瓶座
決してオーバーではなく、今、一番「旬な星座」が水瓶座さんです。
7月は、1～3日と22日前後に「調停の座相」という、解決系のアスペクトが出来ます。
この調停の座相には、二つの対立した意見（問題）を調停するというその名の通りの役目があって、今、向き合っている案件があるのであれば解決のチャンスが2回訪れるということになります。
特に、後半の22～24日の期間は、水瓶座さんの心を充たしてくれるような事柄が起こりそうで、それは想定を超えてくるかもしれないので慌てないようにしましょう。
例えると、穏やかで満ち足りた気分と、何かに駆り立てられるような焦燥感が交互に訪れる
感じでしょうか。普段起こらないことが起こるというミラクルな一か月です。
【天から与えられた才能】
勇気と自信を持って異を唱える能力
魚座
2日、魚座さんの守護星である海王星が逆行に入ります。
海王星自体が、直感やスピリチュアルといった形のないものを表すエネルギーなので、良く言えば「心にかける魔法」。基本的に「アート」の意識の象徴なので、美しいものを美しいと思う感覚、感じる心が海王星です。
ところが、それが逆行するとなると「心にかけた魔法」が解けてしまうということで、起こる現実に対しての免疫がなくなってしまうのです。
正しい判断ができないと思ったら、今は先送りしたほうがいいかもしれませんね。
また、星の動きで、相性のいい蟹座から、水星は3日、金星は12日、そして、太陽が22日に…と順番に出ていくので、22日以降は心のコントロールが効かなくなってしまうことが考えられます。何かに迷っている魚座さんは、気を付けてくださいね。
【天から与えられた才能】
人の心を癒す能力と芸術的才能
Kentools
トランジット占星学協会主宰、「そらのおと。」オーナー。西洋占星学を研究し、現在鑑定歴39年。これまでに鑑定した人数はのべ1万人以上。現在、サロンや全国各地でセッションやセミナー活動を精力的に行っている。2019年 東京・吉祥寺に東京サロン『Le Ciel』をオープン。
そらのおと。
個人鑑定お申し込み soranoto.4@docomo.ne.jp
